夏目漱石

こころ」(新潮文庫)

「こころ」っつーのはなかなか面白い話で、かつ、いかがわしい。
あたしなんかはけっこうスキだけれどね!(笑)上がいちばんすき!先生と「私」との出会いとか。
やばすぎる・・・!

私は最後に先生に向って、何処かで先生を見たように思うけれども、どうしても思い出せないと云った。若い私はその時暗に相手も私と同じ様な感じを持っていはしまいかと疑った。そうして腹の中で先生の返事を予期してかかった。ところが先生はしばらく沈吟したあとで、「どうも君の顔には見覚えがありませんね。人違いじゃないですか」と云ったので私は変に一種の失望を感じた。(上三)

つーか「私」、積極的なストーカー以外の何者でもないじゃん!

先生の過去の罪っていうのは、友人Kと自己同一化を望むあまり、つい彼を金で買ってしまったっつーところにあると思いますね。

先生の妻の静は食わせものすぎで、基本的にはこの「こころ」構造から見ても主人公は妻の静かも!?ってかんじに思えます。遺書見せちゃだ〜めよ!という先生の遺書から裏の意図をきちんと読み取り、「私」ばっちし公開してるからね!しかも何気にそれ、ほんとは先生が望んでることだからね!それで妻の罪があばかれているからね!そのうえ遺書の公開で妻の静はこのまま一生「純白」のままでいなければならなくなるからね!!!

おっそろしい話ですよ、これは。
二転三転のミステリ...

で、まあ根本的には近代批判かな、というかんじです。

記述日2002-04-25

 

楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] ECナビでポインと Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!


無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 解約手数料0円【あしたでんき】 海外旅行保険が無料! 海外ホテル